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Doctor's Column

ドクターズコラム

額リフト・眉リフト2025.11.29

前額リフトの再手術、いつ可能でどこまで修復できるのか?

SH美容外科 キム・ソンフン(Seonghun Kim)代表院長

額リフトの再手術は、こめかみの剥離不足、固定の失敗、靭帯のリリース不足などによって効果が不十分な場合、または過矯正によって不快感が生じた場合に、必ず再評価が必要となる高難度の手術です。眉毛や額、こめかみの靭帯構造を精密に把握し、再手術が必要な理由と可能かどうかを綿密に診断しなければなりません。皮膚の余裕、傷跡、癒着の状態に応じて、眉毛を再び引き上げる再額リフトから過矯正を元に戻す復元手術まで、オーダーメイドのアプローチが可能です。本文では、再手術が必要なケース、再手術が難しいケース、過矯正復元術の原理、ヘアライン・眉下リフト・目元矯正との併用手術など、実際の事例に基づいて額リフト再手術の原則を詳細に説明します。失敗のない額リフトのために必ず知っておくべき解剖学、剥離範囲、固定位置、傷跡の管理まで、専門的な内容を網羅しました。

フェイスデザイナー SH整形外科 キム・ソンフン院長

前回の記事で私は、

「額リフト手術が失敗する最大の原因は、こめかみの剥離不足と固定の失敗である」とお伝えしました。

額と眉毛は、こめかみ部分(temporal region)を含めた一つのユニットとして動きます。

こめかみの靭帯を十分にリリースせず、深側頭筋膜にしっかりと固定しなければ、

眉毛は一時的に上がっても、3〜6ヶ月の間に再び下がってしまうことがあります。

このあたりで、患者様から最も多く寄せられる質問があります。

「院長、それでは額リフトは一度失敗したら終わりなのでしょうか?」

今日はこの質問に対する答えを、

「額リフトの再手術と復元手術」というテーマでお話ししてみたいと思います。


1. 額リフトの再手術は本当に可能ですか?

一言で申し上げますと、

「額リフトの再手術は十分に可能です。」

特殊な例外を除き、

額リフトの再手術をしてはならないという絶対的なルールはありません。

ただし、初回の手術よりも考慮すべき要素がはるかに多く、

組織の損傷や傷跡、皮膚の余裕分まで全て計算しなければならないため、

より難易度の高い手術であるとお考えいただければと思います。

再手術が必要となるケースは、通常3つあります。

① 効果が不十分な場合

手術後の変化がわずかであったり、

初期には少し上がったものの、数ヶ月の間に再び下がってしまった場合。

この場合は、先述の通り

こめかみの剥離不足、靭帯のリリース不足、固定の失敗が原因であるケースが多いです。

② 過矯正された場合 – 「驚いたウサギのような目」

眉毛が過度に上がり、額が常に驚いた表情のように見えたり、

目が完全に閉じない兎眼(不完全閉瞼)が生じた場合。

この場合は、再び引き上げる再手術ではなく、

**眉毛を下げる「復元手術」**が必要となります。

③ 加齢による再手術

初回の手術から5年、10年が経ち、

再び額や眉が少しずつ下がってきた場合、

老化の進行に合わせて自然にもう一度矯正を検討することができます。

大半の患者様は、生涯の中で

2〜3回程度までは再手術が可能だとお考えいただければと思います。

もちろん、1回の手術でできる限り長持ちする結果を出すことが、

私にとっても、患者様にとっても最も理想的です。


2. では、どのような場合に再手術が難しいのでしょうか?

すべての再手術が可能なわけではありません。

以下のようなケースでは慎重な判断が必要です。

① 皮膚の余裕が極端に足りない場合

すでに初めの手術で過度に引き上げられており、

目がきちんと閉じなかったり、

さらに引き上げると確実に兎眼(目が閉じない状態)が生じると予想される場合、

このときは「さらに引き上げる再手術」は不可能です。

むしろ眉を下げる復元手術を検討すべき状況です。

② 傷跡や癒着がひどく、組織の動き自体がない場合

以前の手術の影響で額や眉の周辺が硬く固まっており、

手で触れた際によく動かない場合、

このようなケースでは

内部の傷跡を十分に剥離・除去しても

動きが制限されることがあり、

再手術の効果が限定的になる可能性があります。

手術前には必ず

眉を直接触ってみて、

額を引き上げてみて、

目を開け閉めしたり表情を作ってみるプロセスを通じて、

皮膚の余裕、弾力、傷跡の位置を総合的に評価しなければなりません。


3. 額リフトは、一生のうちに何回まで受けられるのか?

このような質問もよく受けます。

「院長、額リフトは一生に一度しかできないと聞いたのですが?」

正解はこうです。

理論的には何度でも再手術が可能です。

ただし、皮膚の余りや傷跡の状態、組織の損傷程度を考慮すると、

現実的には2〜3回程度が適切な上限と考えるのが安全です。

そのため、私はいつもこうお伝えしています。

「手術自体の回数よりも重要なのは、

最初の手術が自分の顔に合っていた手術だったかどうかです。」

最初から適応を誤ってしまうと、

再手術を繰り返しても満足度が上がりにくくなります。


4. 額リフトと一緒に検討すると良い手術

額リフトの再手術だからといって、

常に額だけを見るわけではありません。

上顔面全体の印象を一緒に見なければなりません。

① 額縮小手術(ヘアライン前進術)

額がかなり広い方の場合は、

額リフトを行うと、かえって額がさらに広く見えてしまう錯覚が生じることがあります。

このような時は、ヘアラインを前に引き寄せる額縮小術を同時に行うことで、

より調和のとれた結果を得ることができます。

② 二重まぶた手術(上眼瞼切開)

額リフトによって眉毛の位置は改善されますが、

二重の左右差やラインの形まで全て矯正されるわけではありません。

対称的な印象をご希望の場合は、

二重まぶた手術を同時に検討することもあります。

③ まぶたの脂肪移植

額リフトで眉毛が上がると、

まぶたのくぼみ(上眼瞼の陥没)がより目立って見える場合があります。

このような時は、まぶたへの脂肪移植によってボリュームを補うことで、

はるかに柔らかい印象を作ることができます。


5. 額リフト再手術で特に注意すべき点

① 切開部位の選択

従来の切開部位に

脱毛

肥厚性瘢痕(分厚い傷跡)

癒着

がひどい場合は、同じ場所を使用するよりも

傷跡の修正を兼ねるか、新しい切開位置を選択することもあります。

② 「支持靭帯」のように固定している傷跡

初回手術後、解剖学的な靭帯の代わりに

瘢痕組織(傷跡組織)が眉を引っ張って固定している場合があります。

この時は、本来の位置にある靭帯ではなく

「偽の靭帯の役割をしている瘢痕」を剥離して解いてこそ

眉が再び自然に動くようになります。

③ 過剰矯正の危険性

効果が不十分だったからといって

「今回はもっと強く引き上げてください」と要望されるケースがあります。

しかし、皮膚の弾力、ゆとり、目の閉じ具合を考慮せずに

無理に引き上げると

驚いたような表情

兎眼(目が閉じにくくなる障害)

などの問題が生じる可能性があります。

再手術であるほど「どれだけ引き上げられるかの限界値」を

正確に見極めることが重要です。


6. 眉を引き上げる再手術 vs 眉を下げる復元手術

額リフトの再手術は、大きく2つに分けることができます。

① 再び引き上げる再額リフト術

効果が不十分だったり、

時間が経って再び下がってきたりした場合

→ こめかみまで剥離範囲を広げ、

靭帯を十分にリリースした後

深部側頭筋膜にしっかりと固定し

眉を再び引き上げる手術です。

比較的、手術の難易度が低い方に属します。

② 過矯正を元に戻す「復元額手術」

眉が上がりすぎて常に驚いたような顔に見えたり

目が完全に閉じない兎眼(とがん)がある場合

この時は眉を再び下げてあげる手術が必要です。

すでに組織を切除した額縮小術の後であれば

なおさら難易度が高くなります。

より広い剥離範囲

傷跡と癒着の解消

残っている皮膚と組織の再配置

これらすべての過程を同時に進めなければならないため

「再リフトよりもはるかに高難易度の手術」と考えていただければと思います。

実際の症例でも

手術前の写真を見ると常に驚いた表情、

目を閉じた時に完全に閉じきらない兎眼が見られますが、

復元手術後には眉の位置が自然に下がり

目を楽に閉じることができるようになります。


フェイスデザイナー キム・ソンフン院長の考察

額リフトの再手術は

単に「もう少し上げましょうか、下げましょうか?」という問題ではありません。

皮膚がどれくらい残っているか

額と眉がどれくらい動くか

内側にどのような傷跡が癒着しているか

こめかみの靭帯と固定位置がどこにあるか

解剖学と機能、そして美容を同時に考慮する手術です。

再手術をしないことが最も良いことです。

そのためには最初から

形成外科専門医と十分に相談し、

「私に額リフトが本当に必要なのだろうか?」

「必要だとしたら、どの程度が適切なのか?」

この問いに対する答えを最初に見つける必要があります。

すでに額リフトを受けられたものの、

効果がなかったり、過矯正による不快感があるようでしたら、

一人で悩まずに、

実際の眉毛・額・目の閉じ具合を直接診察してもらうことをお勧めします。

私はSH整形外科で、

患者様お一人おひとりの額と眉毛が

最も自然で快適な位置を見つけられるよう、

最後まで一緒に考え抜きます。

再手術で失敗のない額リフト、

その始まりは正確な診断と十分なカウンセリングです。

より詳しい説明は、下記リンクのYouTubeよりご覧いただけます ^^

エスエイチ(SH)形成外科クリニック

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