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Doctor's Column

ドクターズコラム

額リフト・眉リフト2025.12.23

60代男性の目元整形、流涙症の理由_中年男性の複合リフト症例

SH美容外科 キム・ソンフン(Seonghun Kim)代表院長

60代男性によく見られる涙目、目の下のふくらみ、まぶたのたるみは、単なる目の下の脂肪の問題ではなく、額・上眼瞼・下眼瞼・中顔面部が連動した老化のプロセスに起因することが多いです。本記事では65歳男性患者の実際の症例を通じ、なぜエンドタイン内視鏡前額リフト、眉下リフト、薄い埋没二重、下眼瞼+中顔面リフトを複合的に計画したのかを解剖学的・機能的観点から解説します。外眼角の支持力弱化による涙目、額を過度に使用する癖、中顔面の下垂による連鎖反応を論文の根拠とともに見つめ直し、「疲れて見えないように、男らしく自然に」を目指した複合手術の原理を提示します。

フェイスデザイナー SH整形外科 キム・ソンフン院長

こんにちは。フェイスデザイナー、SH整形外科のキム・ソンフンです。

昨日から冷たい風が吹き始め、本格的な冬の到来を告げるかのように寒さが一段と厳しくなっています。

こうした時期こそ、知らず知らずのうちに涙がつーっと流れたりするものですよね。

しかし問題は、冷たい風にしみて涙が出るのではなく、

普段から、日常生活においても

頻繁に涙があふれてしまうことです。

このような悩みで病院を受診すべきなのかどうか分からずにいる方が多いことは、非常に残念に思います。

CASE

「目の下もふくらんでいるし、周りからずっと疲れて見えると言われます。

それに、左目からばかり涙が流れるんです」

1960年生まれ、満65歳の男性患者様が最初に仰った言葉でした。

詳しく診てみると、目の下のふくらみやまぶたのたるみ、目を開ける際に額を使って開ける眉毛の代償運動が同時に見られ、

これは目の一部位だけの問題ではなく、目元全体の老化が連動した典型的な中・高齢層のパターンです。

患者様の基本情報

満65歳

* 主な症状

左目からの継続的な涙の流出

目の下のふくらみと窪みの混在

目元全体のたるみ

額を使って目を開ける癖(眉毛の代償運動)

原因分析 ①

涙が出る原因:外側のたるみ + 外眼角の支持力弱化

左目から特に涙が流れた最大の理由は、

外眼角(lateral canthus)の支持力弱化と下眼瞼のたるみでした。

下眼瞼が下方にたるむと涙点の位置がわずかにずれ、

涙が排出されずに目の外へあふれ出てしまう機能的な問題が発生することがあります。

原因分析 ②

額を多用する理由 = 上まぶたの皮膚の余剰が多い

この患者様は、目を開けるときに額の筋肉を先に使うタイプでした。

これは、上まぶたの皮膚のたるみが強く、眉毛の位置が下がっているというサインです。

この状態で上眼瞼切開術(SB)や二重まぶた手術のみを行うと、以下のような問題が生じる可能性があります。

眉毛が急に下がり、眉毛下垂が発生する

眉間・鼻根部のシワが悪化する

上まぶたの厚ぼったさ

左右の非対称の悪化

つまり、数十年間にわたり続いてきた眉毛の代償運動を解決しないまま、たるんだ皮膚だけを切除する

手術は、目つきをきつく見せ、いかにも手術したような不自然な仕上がりになってしまう可能性が

高いのです。

この症例の核心

「目を開ける力」を上方へ分散させなければならない

65歳男性によく見られる老化パターンは、

目で目を開けられず、額の力で目を開けている構造です。

したがって、解決策としては

額と眉毛の位置を正しく整え、

目の周囲のたるみを構造的に改善すること

この2つが同時に必要でした。

最終的な手術設計とその理由

1. エンドタイン内視鏡下前額リフト

眉毛の代償運動の緩和 -> 目を開ける癖の矯正

眉毛の位置を解剖学的に安定化

上まぶたの厚ぼったさ、眉間・鼻根部のシワのリスクを軽減


2. 眉下リフト(眉下切開:上眼瞼切開の代替・補完)

たるんだ皮膚のみを正確に切除 -> 最も自然な仕上がり

男性に特に適した手法

傷跡の露出を最小限に抑えるデザイン

前額リフトと併用することで、精密な上顔面の改善が可能


3. 薄い(狭い)埋没法による二重デザイン

男性の過度な二重幅は不自然さを生む

前額リフト後にも馴染む、自然で安定したラインを選択


4. 下眼瞼手術 + 中顔面リフト

単純な脂肪再配置(目の下の脂肪再配置)だけでは限界がある

中顔面のたるみを同時に引き上げ

ゴルゴ線の改善

下眼瞼の支持力強化

左側の流涙症の緩和に効果


結論

額–目–中顔面が連動した典型的な65歳の症例

左目の涙

目の下の膨らみ

まぶたのたるみ

額の筋肉の過度な使用

眉間・鼻根部のシワ

これらすべての原因がひとつの老化のプロセスとしてつながっていたため、

額リフト + 眉下リフト + 下眼瞼+中顔面リフト + 幅の狭い二重まぶた形成が

最も調和のとれたアプローチでした。


フェイスデザイナー キム・ソンフン院長の考察

「60代男性の目元整形は『若く見せること』が目的ではありません。

疲れて見えないように、男らしく自然に仕上げることが重要です。

この症例のように、一部分だけを見ていては解決策が見つからないケースが多くあります。

額、目、中顔面をひとつの構造として捉え、

機能と印象を総合的にデザインすることで、効果が長く続きます」


FAQ

Q1. 男性でも額リフトが必要ですか?

はい。額の筋肉を過度に使っていたり、まぶたのたるみがある場合は、むしろ効果的です。

Q2. 涙目(流涙症)も手術で改善しますか?

構造的な原因(下まぶたのたるみ)であれば、改善が期待できます。

Q3. 男性の二重まぶた手術は必須ですか?

必須ではありません。必要な場合でも、非常に細いラインでデザインします。

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