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Doctor's Column

ドクターズコラム

上まぶたのたるみ取り・目元矯正2025.09.20

上眼瞼手術?上眼瞼の失敗原因と分析

SH美容外科 キム・ソンフン(Seonghun Kim)代表院長

二重まぶた手術と上眼瞼手術、同じように見えますが本質は異なります。

SH整形外科のキム・ソンフン院長が解剖学的に分析する上眼瞼の失敗原因、そして切開法二重手術との決定的な違いを説明します。

手術前に必ず知っておくべき「眉毛の代償運動」「皮膚切除の範囲」「ZONE分割の概念」まで深掘りした説明とともに、次回は成功事例についてお伝えします。

顔デザイナー キム・ソンフン


「手術はうまくいったのに、なぜもっと不自然になったのでしょうか?」

数日前、40代の女性患者様が診察室を訪れました。

「手術はうまくいったと聞きました……でも、周りの人から怖くなったとよく言われるんです……」

お顔をじっくり拝見すると、目と眉毛の間が近くなりすぎており、二重ラインが厚ぼったく覆いかぶさっていました。

以前の病院で[上眼瞼手術]を受けられたとのことでした。

たるみはある程度解消されたものの、目の印象はかえって重苦しくなり、全体的な印象を見たとき、目の重さが際立って感じられました。

何が問題だったのでしょうか? 手術自体は成功したのに、結果は満足のいくものではなかったのです。

こうした事例は思った以上に多いです。

本日は「切開二重手術と上眼瞼手術の本質的な違い」、そしてこの患者様のように失敗してしまう理由について整理してお話しします。


用語の説明

まず、用語について説明いたします。

上 うえ 目 まぶた 瞼

これは文字通り、上まぶたに行われるすべての手術を意味します。

医学的には埋没法(非切開)、切開二重、目つき矯正、眉下切開(眉下リフト)、目頭切開、目頭上切開、目尻切開まですべて含まれます。

しかし患者様の間では通常、40代以上の中高年層がたるみ改善のために受ける切開性の二重手術を「上眼瞼」と呼んでいます。

例えば、

皮膚がたるんだ際にそれを切除する切開型上眼瞼手術、

機能的に目を開ける筋肉が弱い場合に行う眼瞼下垂矯正、

美容的には二重を作ったり幅を調整したりする切開二重、

または目つき矯正術、眉下切開術、さらには額リフトまで、場合によっては上眼瞼の範疇にまとめられることがあります。

つまり、単に「中年の切開二重手術」だけを上眼瞼と呼ぶのは、医学的には正確な表現ではありません。

しかし一般的には、中年以降にまぶたが垂れ下がることで生じる不便さを解消するための手術、

すなわち皮膚の切除と同時に機能改善を含む「切開型の上まぶた手術」を上眼瞼手術と呼ぶ場合が多いです。

ですので、私は説明する際にいつもこのようにまとめています。

「単に二重を作るだけの手術ではありません。」

たるみ、筋肉の機能、脂肪の構造、皮膚の厚みなど、上まぶた全体の複合的な機能と構造を

同時に考慮しなければならない複合的な再建・美容手術です。」

実際にも切開二重まぶた手術より操作すべき組織がはるかに多くあります。

皮膚、筋肉、脂肪、さらには眉毛の位置まで考慮しなければならない繊細な手術であるため、

決して単純な美容目的の二重まぶた手術と同列に比較してはいけません。


2つの用語の違い

では、あの2つの用語の違いについて見ていきましょう!

単に皮膚を切開する切開二重まぶた手術とは、これほどまでに異なります。

まぶたのたるみを改善するためには、皮膚だけでなく筋肉、脂肪、さらには眉毛の動きまで考慮しなければならないからです。

慎重に扱わなければならない組織も多く、一つひとつが繊細に調整されてこそ自然で、

快適な結果へとつながります。

そのため、この手術にはそれだけ綿密な計画と経験が必要です。

失敗する3つの理由

皮膚の厚みを考慮しない切除

まぶたのたるみを改善するための手術であるため、切除すべき皮膚の量が相対的に多くなります。

しかし、まぶたの皮膚はその厚みによってZone I、Zone II、Zone IIIに分かれ、

この分類は手術の成否を左右する重要な基準となります。

• Zone Iは最も薄い皮膚で、二重まぶたが自然に折りたたまれる位置です。

• Zone IIは皮膚が徐々に厚くなる中間の厚みであり、通常はZone Iに近い位置に二重まぶたを作る必要があります。

• Zone IIIは皮膚が厚く弾力性に欠けるため、二重まぶたを形成すると手術したことがあからさまにわかるような見た目になり、

非常に不自然に見えることがあります。

できるだけZone Iで二重まぶたを作るべきですが、皮膚を多く切除しすぎるとZone IIが切り取られ、二重まぶたが折りたたまれにくくなり、結果としてZone IとZone IIIが出会う構造になってしまいます。

その結果、二重の境界上下で皮膚の厚みの差が極端に大きくなり、それによって折りたたまれなかったり、不自然で分厚く見える二重まぶたになってしまいます。

一番上の部分、つまり眉毛のすぐ下の部分は非常に分厚く、脂肪も多くて硬いです。

この部分が二重のラインまで下りてきてしまうと、

折りたたまれることが難しくなり、結果として二重まぶたが不自然で違和感のある見た目になることがあります。

時には術後6ヶ月、1年が経っても

分厚い腫れのように見える理由が、まさにこれによるものです。

皮膚をたくさん切り取れば必ず良い結果が出るというわけではありません。

むしろ切除量は最小限に抑えつつ、

二重ラインの上にどのような皮膚がかぶさってくるかを考慮してこそ、

より自然で長持ちする結果を作ることができます。

単純な切開二重手術よりも、はるかに繊細な解剖学的判断と技術が必要とされる理由がここにあります。


2. 眉毛の代償運動を考慮していない手術

まぶたがたるむと、人は本能的に眉毛を吊り上げて視野を確保しようとします。

これを「眉毛の代償運動」と呼び、これが長期間続くと額の筋肉が過剰に使われ、

額のしわも深くなってしまいます。

手術によってまぶたのたるみが解消されると、眉毛をそれ以上持ち上げる必要がなくなります。

すると、それまで上がっていた眉毛が本来の位置へと「カクン」と下がり、目と眉毛の間の距離が狭まり、

結果として目が小さく見えたり、二重が覆いかぶさって見えたりする副作用が生じます。

実際に多くのケースで、術後に患者様から「目が小さくなりました」というお声をいただきます。

これは眉毛が下がることによる錯覚であり、手術前に必ず「眉毛の位置の変化」を予測しておかなければなりません。


3. まぶたのしわに対する限界を考慮していない設計

上まぶたの皮膚を切除して二重を再構築するには優れた方法ですが、目頭側(内側)や目尻側(外側)のしわの改善には限界があります。

特に目頭側のしわは額とつながっているため、単純な上眼瞼切開だけではしわが残ったり、かえって深くなったりすることもあります。

このような場合は、額リフトまたは眉下リフトと併用してこそ、より自然でバランスの取れた結果が期待できます。

そうでなければ、目の中央は伸びたのに目頭と目尻には依然としてしわが残り、不自然な仕上がりになってしまうことがあります。

手術前には必ず、しわの方向や根本的な原因、周囲の構造の状態まで総合的に判断して手術を計画しなければなりません。


フェイスデザイナー キム・ソンフンの考察

「手術は上手にこなすことよりも、『うまく着地できるように設計すること』のほうが重要です。」

手術は技術ですが、結果は解剖学的な設計の問題です。

特に単に「二重を作ること」ではなく、

目や額、眉毛、脂肪、皮膚の有機的なバランスを考慮しなければならないデザイン作業です。

目を引っ張る手術ではなく、

目の構造を「再調整する」手術としてご理解いただく必要があります。


FAQ

Q1. 術後の腫れは長引きますか?

A. 個人差はありますが、皮膚の切除量が多いため、腫れは通常の切開二重手術よりも長引く傾向があります。

Q2. 切開二重手術と上眼瞼手術では、どちらがより自然ですか?

A. 目的や解剖学的状態によって異なります。まぶたのたるみがなければ切開二重手術が、機能的な問題がある場合は後者(上眼瞼手術)がより適しています。

Q3. 額リフトも必ず行わなければなりませんか?

A. 眉毛が大きく下がっている場合は、これだけでは不十分なことがあります。綿密なカウンセリングを通じて併用するかどうかを決定します。

Q4. 切開は傷跡が多く残りますか?

A. 目の周りは傷跡が比較的早く治り、自然なシワやラインで隠れる場合が多いです。

Q5. この手術だけで目つき矯正(眼瞼下垂矯正)も可能ですか?

A. 一部は可能です。ただし、目を開ける筋肉の機能が弱い場合は、別途目つき矯正が必要になることがあります。

Q6. 通常、何年周期で再手術をしますか?

A. おおむね10年以上維持されます。ただし、老化や眉毛の位置の変化により、補完的な手術が必要になる場合があります。


次回に続いて、実際に額リフトを並行して行い、目のたるみとシワを完全に改善した成功事例をご紹介します。

施術前後の変化とその理由まで、フェイスデザイナーのキム・ソンフンの視点から見ていきます。

エスエイチ(SH)形成外科クリニック

※ 本記事は、正確な情報をお伝えするため、手術前後の実際の姿を公開しています。

当該写真は患者様の同意のもと掲載されており、個人によってあざや腫れの程度が異なる場合があり、個人差が生じる可能性があることをお知らせいたします。

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